東京団地倉庫株式会社

当社の取り組み

災害用トイレ・防災井戸の利用方法

【設置品】
  • 携帯用非常用発電機
  • 災害用トイレ各パーツ
    (便座セット及びテント及び支柱)
    〈青とグレイの袋に収納されています〉
  • 工具ドライバー
    (使用時にマンホールを開ける際に使用)
    いずれも今回設置の井戸格納ボックスに配置されています
〈準備〉

1. 携帯用非常用発電機と井戸装置延長コードを接続

2. 発電機起動…井戸水を管の中に貯水します
(20~25分程度)

〈マンホール蓋の取り外し〉
〈便座組み立て〉
  • 土台鉄板をマンホールにあわせる
  • 椅子・便座の順に組み立て
  • 便座からスロープ部をマンホールへ
〈テント組み立て〉
  • 土台部骨となる横支柱を伸ばしておく
  • 柱となる4本支柱を伸ばす
  • 天井部パーツに支柱接続棒を接続
  • 4本支柱と天井部接続棒を接続
  • テント布をかぶせる
〈テント組み立て〉
  • できたものを横にして根本に返しフックを引っ掛ける
  • 再度立ててテントを開け、土台部骨横支柱をセットする
  • 便座の上からテントを被せる
  • 各輪環とテントを付属の紐で固定する

・・・・〈完成〉・・・・

〈使用にあたり〉
  • 継続使用可能回数に達しましたらマンホールを開け、
    レバーを引くことにより下水本管へ滞留物を流し込めます。
    その後再び継続的な使用が可能になります。

施工会社:大成設備株式会社/製品メーカー:積水化学工業株式会社

【 施工:大成設備(株)原田様 】
  団地倉庫様から「災害用トイレの設置を構内にできないか」と相談されましたとき設置工事については、新築工事に付随した工事としては経験がありましたが、既存の建物がある中での設置は経験がなくどうしたものかと思いました。しかし、社内で確認したところ積水化学工業様との付き合いのある職員から本製品を紹介され、内容スペックを確認したところ、これならできると確信しました。また団地倉庫様から、災害トイレシステムを掘削設置する箇所の既存埋設障害物がほぼ無いこと、既存排水管の情報など、お教えいただきましたので工事は順調にいきました。
 今回井戸掘削につきましては、15メートル程度掘れば地下水が出ることはわかっておりましたが、利用の際なんらかの状況により水が出なくなるリスクは避けなければならないと考え、年間を通して安定した地下水汲み上げ量が可能な50メートルの掘削をご許可いたただきました。
 こういった設備は、今後社会的ニーズが増すのではないかと考えております。他に先んじて本施設を採用されました団地倉庫様には、まさに慧眼の至りであると考える次第です。今後とも末永くよろしくお願いいたします。
【 製品メーカー:積水化学工業(株)宮川様 】
  弊社製品をご利用いただき御礼申し上げます。本製品はさかのぼること18年前(1998年)に神戸市様との共同で開発致しました。1995年の阪神淡路大震災を経験された神戸市様が震災時にトイレ施設の壊滅化によるご不便・不衛生状態で困った経験からこれらを解消するべく開発されました。
 そういった経緯もあり、神戸市様の初採用をきっかけに、東京都や政令市をはじめとした首都圏での需要が主でありましたが、近年の震災により防災意識も高まり、被災した地域をはじめその他地域にもさらにニーズが高まってくることを確信しております。
 受注先も官庁・学校等がウエイトとして高かったのですが、今後、団地倉庫様のような民間企業様における帰宅困難者対応・BCPにも連動される設備として、更なる改善をはかって参りたいと考える次第です。
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